ジムやスクールはどんなネット集客がお勧め?アプリ導入はあり?

ジムやスクールは、話題性や講師のカリスマ性だけで集客するのは難しいのではないでしょうか。
また、受講内容によっては流行に左右されることもあるため、一時的に集客できたとしても会員数や生徒数を維持できないという悩みを持っているかもしれません。

集客方法というのは業種によって「合う・合わない」があるので、ジムやスクールに合った施策をしなければ集客につながりません。
ここでは、「集客のために何をすればいいのか分からない」「どんな施策が合うのか知りたい」という方のために、一般的な集客方法やおすすめのネット集客方法を紹介するので参考にしてみてください。

ジム・スクールの集客方法

スポーツジム ランニングマシーン トレーニングをする男性

ジムやスクールの集客率をアップするには、大きくわけると5つの方法が挙げられます。
まずは、どのような方法があるのかを見ていきましょう。

ポータルサイトの活用

旅行業界や美容業界など、いろいろな業界で集客方法に活用されているのがポータルサイトです。
ポータルサイトでの集客は、まずサイトに登録・掲載してもらって、ユーザーがジムやスクールの情報を見ることで来店につなげるという方法です。
ポータルサイトにアクセスするユーザーは、ジムやスクールを探している人がほとんどなので集客につながりやすいというメリットがあります。

ただし、ポータルサイトによって記載方法は違いますし、有料無料の違いもあるので注意が必要です。
たとえばAサイトは店舗名の記載のみ、Bサイトはレッスン内容や料金など細かい情報や画像を載せるというような違いがあります。
当然ですが、情報量が少ないと誘導は難しいので集客しづらくなります。

また、ポータルサイトは競合店も利用しているので、他店との差別化も必要です。
多くの競合店に埋もれてしまうこともあるため、ポータルサイトの選び方によっては効率が悪い集客方法と言えるかもしれません。

チラシやパンフレットのポスティング

ジムやスクールの集客方法で、もっともスタンダードと言えるのがチラシやパンフレットのポスティングです。
ジムやスクールは、基本的に地域住民やサラリーマンがターゲットなので、ポスティングをすることで周知できます。

ただし、周知を優先して広範囲にポスティングをしても意味がありません。
通ってもらえる商圏は、一般的に徒歩10分以内と言われているので、半径1kmぐらいにポスティングするのがベストでしょう。

また、ただ周知をするだけでは、本当に興味を持ってくれる人にしか訴求できません。
より多くの人に訴求するには、「入会金無料キャンペーン」や「無料体験実施中」など来店きっかけになるような特典をつけるようにしましょう。

SNSの活用

SNSは無料で始められるので、これを活用する集客方法も人気となっています。
SNSごとに特性があるため、集客で活用する場合は特性を活かした投稿をするのがポイントです。

Instagramは画像やショート動画がメインコンテンツなので、ジムとの相性が抜群です。
部位別にトレーニングのショート動画を載せたり、画像とテキストでおすすめの色管理方法をアップしたりすると人気がでます。

Twitterはリアルタイム投稿ができるので、キャンペーン情報や開催中のイベント告知などに向いています。
拡散力も高いので、ユーザーにお得な情報をこまめにアップすると、リツイート機能やシェア機能で一気に拡散される可能性があります。

Facebookは、公式アカウントを作成するとホームページとしても活用できます。
拡散されなくても、フォロワーからさらにつながりができるので、地域のユーザーとつながりやすいでしょう。

ネット広告の活用

ターミナルステーションの近くや駐車場を完備している場合は、広範囲にアプローチできるネット広告を活用するという方法があります。
ネット広告は、検索エンジンに掲載する広告です。
ポイントはキーワード単位で広告を出稿できるというところで、検索されそうなキーワードを設定するだけという気軽さがあります。

たとえば「○○(地名)・スポーツジム・駅近」「○○地名・○○スクール・駐車場完備」など、見込み客が検索しそうなワードを設定すれば検索ユーザーに効率よくアプローチできます。
また、ターゲットを絞って掲載するので、広告コストを抑えることも可能です。

ネット広告と同じように、SNSでも広告が出せます。
SNS広告の場合は10代から30代にアプローチしやすいので、ジムなら「ダイエット」や「美容効果」、スクールなら「資格取得」や「スキルアップ」などのキーワードを入れるといいでしょう。

グーグルビジネスプロフィールの活用

グーグルビジネスプロフィールに登録すると、グーグルマップにジムやスクールの場所を表示できます。
ユーザーが「地名・○○スクール」や「地名・スポーツジム」などでローカル検索をすると、検索結果の最上位にグーグルマップが表示されます。
このマップにジムやスクールの場所が表示されるので、周知することが可能です。
そのため、Googleドキュメントを活用すれば、ジムやスクールを探している人に訴求し集客につなげることができるので、店舗集客とは相性が良い方法と言えるでしょう。

関連ページ:アプリを活用したネットマーケティング対策でやるべき6つのこと

店舗アプリを導入するジム・スクールが増えている?

スポーツジム 腹筋をする女性

集客方法はいろいろありますが、近年は店舗アプリを導入するジムやスクールが増えています。
その理由は、インターネットの影響力にあります。
今は、パソコンだけでなくスマートフォンからもインターネットに手軽にアクセスできるので、SNSやネット広告を使ってエリア外の顧客にアプローチする集客方法が定着してきました。

しかし、これらの方法では認知度や知名度は高まっても、実際に入会するまでの一押しが足りません。
店舗アプリでは、自由に「入会特典」や「割引クーポン」などを発行できるので、SNSやネット広告から誘導した見込み客を顧客として囲い込みやすいのです。

集客というのは、1つ対策をすれば十分というものではありません。
「ユーザーにお得感を持ってもらう」「施設の魅力を伝える」などの後押しが必要なので、店舗アプリを導入するジムやスクールが増えているのです。

導入するメリット

店舗アプリというのは、すぐに集客につながるツールではありませんが、ジムやスクールにとってはたくさんのメリットがあります。
ここでは導入するメリットを紹介するので、チェックしてみてください。

イベントや新レッスンなどの情報をタイムリーに紹介できる

アプリにはプッシュ通知機能が搭載されているので、イベントや新レッスンなどの情報をタイムリーに紹介できるというメリットがあります。

月次イベントや新レッスン、レッスン時間の変更などの情報は、ユーザーにホームページをチェックしてもらう、チラシを配布する、スタッフが声がけをするなどの方法が一般的です。
そのため、全員に情報を知らせるのは難しいのが実状ではないでしょうか。

プッシュ通知機能というのは、ジムやスクール側から発信したい情報をスマートフォンに通知できる機能なので、ユーザーは確実に情報を受け取ることができます。
レッスン時間の変更や臨時休業などは周知されていないとクレームにつながりますが、プッシュ通知はスマートフォンに必ず表示されるので、ユーザーからのクレーム対策にもなります。

会員、受講者の管理業務負担を軽減できる

アプリには「会員機能」があるので、会員や受講者の管理業務負担を軽減できるメリットがあります。

会員カードやメンバーズカードの場合、スタッフが発行作業や登録業務をしなければなりません。
また、更新のタイミングでは通知を出す、住所などの変更があれば入力をし直すなど定期的な作業も必要になります。

アプリで会員登録をしてもらえば、ユーザーが会員情報を入力するので管理業務を大幅に削減できますし、カードの発行にかかるコストもカットできます。

また、カードの紛失をする心配がないので、ユーザーにとってもカード管理の煩わしさがなくなるというメリットがあります。

会員や受講生の継続率をアップできる

アプリには、会員や受講生の継続率をアップできる「ポイント機能」や「スタンプ機能」が搭載されています。
これらの機能を活用して、規定のポイントやスタンプが貯まったら特典がもらえる、というサービスを取り入れれば、ユーザーは楽しみながら通うことができます。

たとえば、ジムであれば「○○ポイントでレッスン1回無料」、スクールであれば「スタンプ○個で30分延長」というような特典をつけると通うモチベーションもアップします。

ポイントやスタンプが難しい場合は、ランクアップ機能を活用するのもおすすめです。
ランクアップ機能は、受講回数によって会員ランクが上がっていく機能で、ユーザーの「特別感」を演出できます。

ジムやスクールで効果や成長を実感してもらえれば、こういった機能は不要かもしれません。
しかし、感じ方は人によって違うので、「このまま通っても意味がない」と思われると退会につながってしまうので、ユーザーのモチベーションをポイントやスタンプで保てるというのは大きなメリットといえるでしょう。

予約トラブルのリスクが減らせる

アプリには予約機能(※)が搭載されているので、予約トラブルのリスクを減らせるというメリットもあります。
機能のスペックは利用するアプリによって異なりますが、アプリ内で予約の確定やキャンセルを自動処理するので、「予約の取り忘れ」や「ダブルブッキング」などのミスを防げます。

また、「自動返信メール」という機能もあるので、ユーザーも予約日をしっかり確認できるので、予約日の勘違いなどもありません。
予約トラブルは、たとえスクール側に非がなくてもユーザーからの印象が悪くなってしまうので、アプリで管理をするのがベストです。

※サービスによってはオプション機能となります。

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一般的なアプリの主な機能

アプリにはさまざまな機能がありますが、アプリごとに搭載されている機能は異なります。
しかし、いずれにしても機能の内容を知っておかないと、アプリを導入する際に迷ってしまうこともあるかも知れません。
ここでは、一般的なアプリの主な機能を紹介するので、自社に必要な機能をチェックしておきましょう。

機能(※)内容
プッシュ通知機能ユーザーに知らせたい情報を一斉に通知できる機能
クーポン機能時間指定や枚数限定など、用途に合わせたクーポンを発行できる機能
会員管理機能ユーザーの情報を管理できる機能
ポイント・スタンプ機能ポイントやスタンプの獲得、使用履歴などを管理できる機能
店舗情報機能営業時間や定休日、住所などの店舗情報を掲載できる機能

※機能の名称はアプリによって違うことがあります。

注意点やデメリットの解消法

アプリは、会員・受講者の継続率アップや業務負担の軽減などのメリットがありますが、開発するには手間がかかり、リリースまでに時間がかかるので注意が必要です。
すぐに導入したいと思っても、0から開発するとすぐには対応できません。

また、オリジナルのアプリを開発するとなると、高額な費用がかかるというデメリットもあります。
アプリの機能を上手に運用できればコスト回収も可能ですが、運用計画が綿密にたてられていないと販促効果が実感できないかもしれません。

このような注意点やデメリットを回避するには、アプリのプラットフォームを提供しているサービス会社を利用するのがベストです。
こういったアプリなら、プラットフォームで画像選択やテキスト入力をするだけで、すぐにアプリをリリースできます。
導入費用も、開発するより大幅に削減できるので、開発の手間や高額な費用をかけずにアプリを導入したい方におすすめです。

関連ページ:Web集客にはどんな方法がある?来店につなげるコツは?

まとめ

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ジムやスクールの集客というのは、「1ヵ月無料」や「今なら入学金0円」などユーザーの費用負担を減らして入校のハードルを下げるという方法が多く見られます。
もちろん、こういった方法も一定の効果は期待できますが、継続して通い続けてもらうための施策にはなりません。

ジムやスクールの運営を安定させるには継続してもらうことも重要です。
アプリを導入すれば、継続するための対策も実践できますし、スタッフの業務負担を軽減することも可能です。
SNSを使った集客方法と連動させれば新規顧客の誘導効果も期待できるので、導入を検討してみることをおすすめします。

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