「リサイクルステーションを、『ごみを出す場所』で終わらせたくなかったんです。
地域のエコ活動の拠点として、続けたくなる仕組みを作りたい。そのための『きっかけ』としてアプリを活用しています。」— ナガイホールディングス株式会社 松尾 様
導入前の課題
・無人リサイクルステーションの差別化を図りたい
・ポイント施策を始めたいが、他社システムは初期費用が高く導入ハードルも高い
・無人運営ゆえに、問い合わせ・クレーム対応の負荷が読めず不安があった
よく使う機能
・ステーション利用者へのポイント付与機能
・利用者からの問い合わせに対応するトーク機能
・サービス案内や会社情報などを届けるお知らせ/ニュース表示
導入後の結果
・既存利用者の他社ステーションへの流出を防ぎ、囲い込みが進む
・電話中心だった問い合わせが、アプリのトーク機能に集約され対応がスムーズに
・無人ステーションでも、ユーザーと継続してつながるための“窓口”ができた
名古屋のリサイクルを支えてきた老舗企業が、次に選んだ一手

地域の“エコのインフラ”を支えている
愛知県名古屋市を拠点に、廃棄物処理事業・再生資源事業を主軸として展開するナガイホールディングス株式会社様。
創業はお米屋さんから始まり、現在まで約100年。名古屋市とその周辺の産廃、一般廃棄物収集運搬の許可を持つ、地域でも歴史ある事業者です。
ダンボール回収や一般廃棄物収集運搬を主軸にしつつ、近年は軽貨物運送や遺品整理、ドライバー専門の人材紹介、不動産など、本業とシナジーのある分野にも取り組みを広げています。
その中でも、地域の利用者が、24時間利用できる無人リサイクルステーション「エコスタイルステーション」は、同社の象徴的な取り組みとなっています。
アプリ導入のきっかけは「無人ステーションでも、お客さまとつながり続けたい」

・お話をお伺いした人
ナガイホールディングス株式会社
営業部 マーケティンググループ 課長 松尾教人 様
もともと同社では、ダンボールや不用品の持ち込みに対して「重量に応じてポイントを還元する」構想を持っていました。
あるとき、西日本でリサイクルステーション×ポイントサービスに取り組む会社の事例を知り、自社でも同様の仕組みを検討し始めたのが出発点でした。
「計量機に一度乗ってもらい、資源を下ろしてからもう一度計量。その“差分の重さ”に応じてポイントをつける──そんな仕組みをやりたいと考えていました。」(松尾 様)
当初は、計量機とのAPI連携も視野に入れて検討を進めていましたが、事業上のルールや運用面を総合的に検討した結果、構想の一部は見送る判断になりました。
それでも「無人ステーションで、何かしらの形でポイント施策は実現したい」という思いは変わらず、リサイクルステーションと相性の良いポイントアプリの導入を本格的に検討することになりました。
比較検討で見えた、コストと機能のバランス
検討段階では、店舗向けアプリやポイントシステムを複数比較。しかし、他社サービスには次のような課題がありました。
- 初期費用が20〜40万円と高く、拠点数・ユーザー数に応じて料金が増加
- 無人ステーションで使いたいGPS機能が使えない
- QRコードの更新が必要で、運用負荷が懸念される
「やりたいことを素直に実現しようとすると、どうしてもコストが膨らんでしまう。
さらに、無人のリサイクルステーションと組み合わせるには機能面で物足りなさを感じるサービスも多く、
なかなか“これだ”という選択肢が見つからなかったんです。」(松尾 様)
その中で出会ったのが、アプリメンバーズでした。
- 導入費用が抑えられていること
- 管理画面が分かりやすく、現場主導で運用を進められること
- GPS機能付きQRコードによって、無人ステーションとの相性が良いこと
これらが決め手となり、導入を決断されました。
現場主導で進めた、アプリ立ち上げまでの道のり

アプリ導入を「やろう」と決めたのは夏頃。そこから約2か月ほどで、アプリのリリースまで進めることができました。
「ステーションごとの設定や店舗設定、QRコードの発行・テストまで、基本的には私一人で進めました。
各ステーションを自分で回ってQRコードが正しく読み込めるか確認しましたが、大きな詰まりはなく、
思った以上にスムーズに立ち上げられた印象です。」(松尾 様)
導入時に最も時間を要したのは、アプリの「顔」となるトップ画面のデザインでした。
「エコスタイルステーションの世界観を表現しつつ、ユーザーに分かりやすい画面にしたかったので、
社長とも『これが良い』『いや、こっちの方が伝わる』と、何度も案を出し合いました。
今も変更自体は簡単にできますが、だからこそ“コロコロ変えないように”しっかり合意形成することが大事だと感じています。」(松尾 様)
よく使う機能と、現場での使われ方
現在、特によく活用している機能は次の3つです。
- ポイント付与機能
- ステーション利用者がQRコードを読み込むことでポイントを獲得
- 将来的なポイント交換施策の基盤として運用
- トーク機能(お問い合わせ対応)
- 「このステーションには何が持ち込めますか?」
- 「ダンボールはどのくらいの量から受け付けていますか?」
といった質問が、日常的に寄せられている
- お知らせ・ニュース表示
- エコスタイルステーション以外のサービス案内(引っ越し・解体など)も掲載し、
“ごみ以外の相談窓口”としての役割も果たしている
- エコスタイルステーション以外のサービス案内(引っ越し・解体など)も掲載し、
こうした機能を通じて、利用者との接点はポイント付与にとどまらず、日常的な質問や相談へと広がっています。
無人ステーションでありながら、利用者が「困ったときに連絡できる先」が明確になったことで、コミュニケーションの形にも変化が生まれました。
「これまで電話で入ってきていた問い合わせが、アプリのトークに移ってきている感覚があります。
無人のステーションでも、『ちゃんと聞けるところがある』と感じてもらえるのは大きいですね。」(松尾 様)
導入後に感じた変化— 無人でも“つながり続ける窓口”に
導入からまだ日が浅く、持ち込み量の変化や新規ユーザー数といった定量評価は検証中です。
一方で、既存利用者の囲い込みという観点では、すでに手応えが出始めています。
「重量自体は大きく変わっていないので、既存のお客さまが他社のステーションに流れているわけではなさそうだと感じています。『引き止めには成功しているかな』という感覚ですね。」(松尾 様)
また、無人ステーションならではの不安だった「クレーム対応」についても、アプリの存在が支えになっています。
「24時間開いているので、『ポイントが付かなかった』『ステーション周りが汚れている』といった声が来ないか心配していました。ただ、何かあったときにすぐトークで連絡をもらえる体制があることで、こちらとしても状況を把握しやすくなりました。」(松尾 様)
無人だからこそ、お客さまと顔を合わせる機会は多くありません。
それでもアプリがあることで、「いつでも連絡できる先」としての安心感を提供できるようになりました。
今後の展望— 地域のエコ活動を「続けたくなる体験」へ

地域貢献の一環として、環境美化にも継続的に取り組んでいる。
今後は、ポイントの付与・交換の設計をさらに磨き上げ、「リサイクルに持っていくと、ちょっと嬉しいことがある」体験を強化していきたいと話します。
- ステーションごとの利用状況を見ながらキャンペーンや特典内容を工夫すること
- データの活用も視野に入れつつ、持ち込みの傾向を把握していくこと
- 将来的な拠点拡大も念頭に、アプリで一元的に管理していくこと
など、アプリと組み合わせた取り組みを「これから形にしていきたい」といいます。
「まだスタートしたばかりなので、これからやりたいことはたくさんあります。
エコスタイルステーションを、『行くとちょっと楽しい場所』にしていきたいですね。」(松尾 様)
無人×ポイント×アプリで、エコ活動を日常へ
ナガイホールディングス様の取り組みは、「無人×ポイント×アプリ」で、地域のエコ活動を日常に近づけるチャレンジです。
アプリを導入したことで、
- 無人ステーションでもお客さまとつながり続ける窓口を持てたこと
- 既存利用者の囲い込みや、問い合わせ対応の効率化につながったこと
といった効果が見え始めています。
これからも、地域の生活インフラを支える企業として、「エコ活動を続けたくなる仕組みづくり」に挑戦し続けていきます。
エコスタイル・アプリ
【企業情報】
・企業名
ナガイホールディングス株式会社
・所在地
愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番17号 BIZrium名古屋4F
・事業内容
地域の暮らしを支える、廃棄物・リサイクルを軸とした生活インフラ事業。
一般廃棄物収集運搬事業、産業廃棄物収集運搬事業、資源回収・リサイクル事業、機密書類処理事業、軽貨物運送事業、遺品整理事業、人材紹介事業、不動産関連事業
・公式サイト
https://nagaiholdings.jp





