LINEポイントカードの作り方|無料で使えるショップカードの設定方法と活用術

紙のポイントカードは、制作・印刷コストがかかるうえ、カード忘れや紛失によってリピートにつながりにくいことがあります。

こうした課題を解決できるのが、LINE公式アカウントの「LINEショップカード」です。

本記事では、LINEポイントカード(ショップカード)のメリットや作り方を、実際の設定手順に沿って分かりやすく解説します。

さらに、無料で使える範囲や、リピーターを増やすためのポイント設定、標準機能では難しい施策についても紹介します。

Contents
  1. メリットだらけ!LINE公式アカウントの「LINEショップカード」とは?
  2. LINEショップカードの作り方・設定6ステップを解説
  3. リピート来店率を最大化する!効果的な4つの設定テクニック
  4. さらに高度な顧客育成を狙うなら?拡張ツールの検討
  5. よくある質問
  6. まとめ:LINEショップカードでペーパーレスと売上アップを同時に実現しよう

メリットだらけ!LINE公式アカウントの「LINEショップカード」とは?

LINE公式アカウントの「LINEショップカード」とは、紙のポイントカードをデジタル化できる機能のこと。

店舗の顧客はLINEアプリから手軽にポイントを貯められます。

店舗側は紙のカードを制作・印刷する必要がなくなるため、コストを抑えながらリピーター獲得につながる施策を展開可能。

ユーザーとの接点を増やし、継続的な来店を促せるメリットから、多くの店舗で導入が進んでいます。

紙のカードと何が違う?デジタルの圧倒的なメリット

LINEショップカードは単に利便性が高いだけではなく、以下のように店舗やユーザー両方に大きなメリットがあります。

LINEショップカードの導入によって得られる主なメリット

①制作・印刷コストを削減できる
②ユーザーの「カード忘れ・紛失」防止
③ユーザーの利用状況を分析できる

それぞれ解説していきます。

①制作・印刷コストを削減できる

紙のポイントカードは、デザインや印刷のたびに費用が発生するほか、カードが不足すれば追加で発注する手間やコストも必要です。

LINEショップカードなら、LINE公式アカウント上で簡単に作成・管理できます。

店舗側は紙のカードを用意する必要がないため、印刷費や在庫管理の負担を減らしながら、低コストで運用することが可能です。

②ユーザーの「カード忘れ・紛失」防止

紙のポイントカードは、ユーザーがカードを持参し忘れてポイントを付与できないことがよくあります。

LINEショップカードは、普段利用するLINEアプリ内に表示されるため、カードを忘れたり紛失したりする心配がほとんどありません。

ユーザーはいつでもポイントを貯めることができ、店舗側もスムーズにポイントの付与が可能。満足度の向上やリピート利用につながります。

③ユーザーの利用状況を分析できる

紙のポイントカードでは、カードの利用状況を店舗側で把握することは簡単ではありません。

LINEショップカードでは、発行済みカード数や付与ポイント数、来店ポイント数、ポイントごとの利用ユーザー数、特典チケットの利用状況などを管理画面から確認できます。

「どの程度カードが利用されているか」「特典までポイントを貯めているユーザーがどのくらいいるか」といった状況を把握できます。

そのため、ポイント数や特典内容を見直す際の参考にできます。

【2024年6月から仕様変更】LINEショップカードは「友だち追加」が必要に

以前は友だち追加をせずにLINEショップカードを利用できましたが、2024年6月のアップデート以降、ショップカードを利用するには店舗のLINE公式アカウントを友だち追加する必要があります。

【参照】【公式】「ショップカードの活用方法|活用メリットや効果的な設定方法を解説」LINEヤフー for Business|https://www.lycbiz.com/jp/column/line-official-account/technique/20190627-01/

そのため、LINEショップカードは「ポイントを貯めてもらう機能」だけでなく、友だちを増やすきっかけとしても活用できます。

紙のポイントカードでは、一度来店したユーザーと継続的につながることは簡単ではありません。

一方、LINEショップカードなら、ポイントカードの利用をきっかけに友だちになってもらえます。

その後もメッセージ配信などを通じて継続的に情報を届けられるため、リピーターの育成につなげることができます。

LINEショップカードは無料?無料プランでも利用可能

LINEショップカードはLINE公式アカウントの無料プランでも利用できます。

ショップカードの作成やポイント付与などに、ショップカード専用の追加料金はかかりません。

LINEショップカードの作り方・設定6ステップを解説

この章ではLINEショップカードの作り方について、実際の画面付きで解説していきます。

なお、LINEショップカードの作成にはLINEの公式アカウントが必要です。まだ登録していない方は、まずステップ1の公式アカウントの発行から行いましょう。

ステップ1:LINE公式アカウントを登録する

①LINEビジネスIDの登録画面(https://entry.line.biz/form/entry/unverified?signup=true)で登録方法を選択。

②アカウント作成フォームにて、アカウント名や会社情報などの必要事項を記入。

③管理画面にログインして登録完了

ステップ2:管理画面(LINE Official Account Manager)からカードを新規作成

①LINE公式アカウントの管理画面にログインし、ショップカードを作成するアカウントを選択。

②サイドメニューの「ツール」から「ショップカード」を選択し、「ショップカードを作成」をクリック。

ステップ3:ショップカードのデザインと「ゴールまでのポイント数」の設定

①カード名のほか、背景画像や色などのカードのデザインを選択する。
(背景画像は3MB以下)

②「ゴールまでのポイント数(1~50ポイントまで)」を設定。

 ※ユーザーがゴールに指定したポイント数に到達すると、「特典チケット」が発行されます。
 ※ポイントは「来店時」や「商品購入時」に貯まるほか、ポイントカード取得時にポイントを付与することも可能。

ステップ4:ユーザーのモチベーションを刺激する「特典チケット」「ポイント特典」の作成

①「ゴール特典(必須)」の「特典チケットを選択」を選択

②「特典チケットを作成」を選択
※既にチケット作成済の場合は、一覧から設定したい特典チケットを選択

③デザインや特典内容、有効期限など、特典チケットの内容を設定。

④チケット一覧画面に戻り、作成したチケットを選択する。

⑤「ポイント特典」のポイント数と特典チケットを選択。

※ポイント特典とは、ゴールに到達する前に別途設定できる特典のこと。
例:5ポイントで割引、10ポイントで商品との交換など設定可能

ステップ5:不正防止のための「ポイント取得制限」をかける

①「ポイント取得制限」の欄で取得に関する制限を設定する。

 ※例えば来店ポイントを何度も取得するなどの不正を防止するため、1日1回、〇時間に1回のみなど、取得の頻度を設定できる。

ステップ6:ショップカードの公開とリッチメニュー(トーク画面)への設置方法

①カードの有効期限等の設定が完了したら「保存してカードを公開」を選択。

②公開中のカード一覧から、カードが公開されていることや公開期限を確認する。

運用上のポイント

ショップカードはただ作成しただけでは、ユーザーに利用してもらうことができません。
継続して利用してもらうためにも、LINE上でショップカードに繋がる動線を用意することが重要です

導線として、リッチメニュー内にショップカードを設定する方法が有効です。

リッチメニューの設定方法は以下の通り。

①公式アカウントのホームタブから、リッチメニュー⇒作成を選択。

②テンプレートや背景画像など、ボタンの見え方を設定。

③アクション設定でメニューのタイプからショップカードを選択。

④タイトルや表示期間などの表示設定を行う。

⑤最後に保存を選択することで設定が完了。
 ※「現在の表示」からプレビューを選択すると、現在の見え方が確認できます。

リピート来店率を最大化する!効果的な4つの設定テクニック

LINEショップカードはただ作成するだけではなく、ポイント数や特典内容で「再来店したい」と思わせられる仕組みを作ることが大切です。

この章では、多くの店舗でも実践されているリピーター獲得につながるテクニックをご紹介します。

それぞれ詳しく解説します。

①「カード取得ボーナス(初回特典)」で即時入会を促す

ユーザーがLINEショップカードを利用する際に懸念となるのは、ポイントが貯まるまでのメリットが感じられない点。

対策として、「登録するだけで1ポイント」「登録すればその場で使えるクーポンを配布」といった特典があると、その場で登録してもらいやすくなります。

「登録するとお得」という印象を与えることで、友だち追加やLINEショップカード利用率の向上につなげるよう意識しましょう。

② 「これなら貯められる」が継続利用の鍵!ゴールは3〜5ポイントに

どれほどポイントが貯まった際の特典が魅力的であっても、ゴールとなるポイント数が遠ければ、ユーザーの利用継続は難しくなってしまいます。

初めての場合はゴールを3~5ポイント程度にし、「到達できそう」というイメージをユーザーに持たせるようにしましょう。

ゴール到達への心理的ハードルを下げることで、再来店の機会創出にもつながります。

もちろんゴール設定はポイント付与の条件や取り扱う商品・サービスの内容にもよるため、運用しながら定期的に条件を見直すことが重要です。

③「中間ポイント(ステップアップ特典)」で途中の離脱を防ぐ

ゴールの設定と併せて重要なのが、ゴール前に特典を得られる「中間ポイント」を用意すること。

例えば3ポイントで「ドリンクプレゼント」、5ポイントで「会計10%割引」など、段階的に特典を用意することでユーザーのモチベーションを損なうことなく、ポイント取得を促進できます。

飲食店やマッサージ等ユーザーの来店頻度を高めたい場合は、来店2回ごとに小さな特典を用意するなど、より細かに設定することも効果的です。

④「雨の日ポイント2倍」など、QRコードの複数発行でキャンペーンを展開する

ポイント取得用に発行するQRコードは、それぞれ読み取り時に得られるポイント数を変更することができます。

この機能を活用すれば、雨の日や平日など集客が難しい時間帯に対して、「ポイント2倍キャンペーン」のような施策を展開可能。

ユーザーはお得にポイントが貯められ、店舗側も集客に課題がある時間帯にお客さんを呼び込めるので、双方にメリットがあります。

【現場ノウハウ】スタッフの声かけスクリプトとレジ前POPの作り方

LINEショップカードは、システム上の設定だけでなく、店舗での案内も利用促進には欠かせません。

店舗内での利用促進活動の例

・レジ横にPOPを設置する
・会計前や接客時に特典を紹介する
・「QRコードを読み取るだけ」等手軽さをアピールする

上記のように、ユーザーの関心を惹きつつ利用につなげることが重要です。

また、スムーズな登録につなげるためにも、「機能や特典を把握する」「マニュアルとして紹介する際のセリフを用意する」といった、店舗内スタッフへの周知も忘れないようにしましょう。

さらに高度な顧客育成を狙うなら?拡張ツールの検討

LINEショップカードは、無料で利用できる便利な機能ですが、より細かな顧客管理や施策の展開を希望する場合、機能上の制限が付くケースがあります。

その場合、LINE公式アカウントの機能を拡張できるツールを導入することで、より効果的な顧客育成が可能になります。

この章では、LINEショップカードの機能上の制限や、拡張ツールの導入によってどのようなメリットがあるかについて解説していきます。

LINEショップカードの標準機能では施策に限界がある

LINEショップカードは手軽に導入できる一方で、運用面ではいくつかの制限があります。

例えば、設定できる特典は作成したショップカードごとに限られるため、ユーザーの利用状況に応じて、異なる特典を自動で配布することはできません。

また、「来店回数が多いユーザーだけ」「最近来店していないユーザーだけ」など、送付先に条件を設定してメッセージを送り分けることも難しくなっています。

店舗の規模が大きくなったり、顧客一人ひとりにより効果的なアプローチを行いたくなったりした場合は、標準機能だけでは物足りないと感じることもあるでしょう。

拡張ツールの導入によってユーザーの利便性向上やマーケティングの精度上昇が叶う

そうした状況でおすすめなのが、外部ツールを導入して機能を拡張すること。

単にLINEショップカードに機能が追加されるだけではなく、LINE公式アカウントに様々な機能が追加されるため、店舗の運用効率化にもつなげることができます。

拡張ツールの導入によって得られる主なメリットは以下の通り。

拡張ツールのメリット

①「セグメント配信」でユーザーごとに最適な情報を届けられる
②特典を複数設定してユーザーが好きな特典を選べる
③顧客データを活用してより精度の高いマーケティングが展開できる

それぞれ解説していきます。

メリット①「来店・購入データを活用したセグメント配信」ができる

LINE公式アカウントの標準機能でも一定の絞り込み配信は可能です。

一方、拡張ツールを利用することで、来店回数や購入履歴、アンケートの回答内容など、より詳細な顧客データを条件にメッセージを送り分けられるようになります。

例えば、「初回来店のユーザー」には次回使えるクーポンを配信したり、「しばらく来店していないユーザー」には再来店を促すキャンペーンを案内したりと、より効果的な施策を展開できます。

ユーザーの状況に合わせた情報を届けられるため、一斉配信よりも開封率や反応率の向上が期待でき、リピーターの育成にもつながります。

メリット②特典を複数設定してユーザーが好きな特典を選べる

LINEショップカードでは、ゴール到達時の特典に加えて、途中のポイント数に応じた特典やランクアップ後の特典を設定することができます。

一方で、貯まったポイントを使って、ユーザー自身が複数の交換先から好きな特典を選ぶといった柔軟なポイント交換には向いていません。

拡張ツールによっては、「ドリンク無料」「500円割引」「限定ノベルティ」など複数の交換特典を用意し、ユーザーが保有ポイントに応じて好きな特典を選べる仕組みを作ることができます。

ユーザーごとに欲しい特典を選べるようにすることで、ポイントを貯める楽しみが生まれ、継続利用や再来店を促しやすくなります。

メリット③顧客データを活用してより精度の高いマーケティングが展開できる

顧客データベースを利用できる拡張ツールであれば、ポイント状況や来店頻度などのデータを一元管理できます。

セグメントごとの配信が行えるのはもちろんのこと、例えば利用者の多いポイント特典を特定して新しいキャンペーンを考えるなど、マーケティングの精度向上につなげることも可能。

また、各種データが自動で収集されるため、顧客情報収集にかかっていた業務負担を軽減できることも嬉しいポイントです。

【表で解説】標準機能か拡張ツールどちらを利用するべき?

ここまでLINE公式アカウントの機能と拡張ツールの違いについて説明してきました。

これらはどちらが優れているというわけではなく、店舗の規模や運用目的に応じて選ぶことが大切です。

LINE公式アカウント
標準機能
拡張ツール
初期費用無料0円~数十万円程度(ツールによる)
月額費用無料
(LINE公式アカウントのプラン内)
数千円~数万円程度
ポイントカード
セグメント配信
一部可能

より細かな条件設定が可能
ステップ配信
より柔軟な設定が可能
予約管理
外部サービスへの導線設置など

ツールによって可能
会員証
ショップカードとして利用可能

会員情報と連携した運用が可能
顧客管理(CRM)
基本的な友だち・利用状況の把握

顧客単位で詳細管理が可能
自動配信
一部可能

来店・購入履歴などを条件に設定可能
効果測定・分析
基本的な分析

より詳細な顧客・施策分析が可能

LINE公式アカウントの標準機能は、「まずはLINEを活用してリピーターを増やしたい店舗」におすすめです。

無料でショップカードを作成できるため、飲食店や美容室、サロンなど、初めてLINE公式アカウントを運用する店舗でも気軽に導入できます。

一方拡張ツールは、「既にある程度のリピーターを確保しており、さらに来店頻度増加を目指したい店舗」に適しています。

顧客数の増加に合わせてCRMを強化したい場合や、業務効率化を図りたい場合は、拡張ツールを導入することで、より効果的な店舗運営を目指せるでしょう。

よくある質問

LINEのポイントカードは無料で作れますか?

はい。LINE公式アカウントの「ショップカード」機能を使えば、無料プランでもポイントカードを作成できます。

ショップカードの作成やポイント付与に専用の追加料金はかかりません。ただし、LINE公式アカウントから配信できるメッセージ数は契約プランによって異なります。

LINEショップカードを使うには友だち追加が必要ですか?

はい。2024年6月のアップデート以降、LINEショップカードを利用するには、店舗のLINE公式アカウントを友だち追加する必要があります。

そのため、ショップカードの利用をきっかけに友だちを増やし、その後のメッセージ配信やキャンペーン案内につなげることもできます。

ショップカードのポイントは何ポイントまで設定できますか?

ゴールまでのポイント数は、1~50ポイントの範囲で設定できます。

例えば「5回来店で特典」「10ポイントで割引」といった形で、店舗の来店頻度や客単価に合わせて設定することが可能です。また、ゴール前のポイント数に特典を設定することもできます。

LINEショップカードは複数店舗で使えますか?

運用方法によっては、複数店舗で共通のショップカードを利用できます。

例えば、同じLINE公式アカウントを複数店舗で運用し、各店舗にポイント付与用のQRコードを設置することで、店舗をまたいでポイントを貯めてもらう運用が可能です。

一方で、店舗ごとにポイント制度や特典を分けたい場合は、アカウントやカードの設計を事前に検討する必要があります。

紙のポイントカードからLINEへ移行できますか?

紙のポイントカードからLINEショップカードへ切り替えることは可能です。

ただし、紙カードに貯まっているポイントをLINEショップカードへ自動で移行する機能はありません。

そのため、既存ユーザーのポイントを引き継ぐ場合は、店舗側で確認したうえで相当分のポイントを付与するなど、移行ルールを決めて対応する必要があります。

移行期間を設けて「紙カードのポイントをLINEへ引き継ぎます」と店頭で案内すると、ユーザーにも切り替えてもらいやすくなります。

まとめ:LINEショップカードでペーパーレスと売上アップを同時に実現しよう

ここまで、LINEショップカードの機能について解説してきました。

LINEショップカードを活用したキャンペーンやスタッフからの案内を組み合わせることで、利用率や再来店率の向上が期待できます。

まずはLINE公式アカウントの標準機能や拡張ツールの中から、自店舗に合った運用方法を取り入れ、ペーパーレス化と売上アップの両立を目指してくださいね。

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